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00▼Lu.ci-ana
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from JUNO REACTOR's (virtually) first album "LUCIANA"
[INTER-MODO / INTA002CD/1994]
>>>幻のJUNO REACTORの1stアルバム?。1曲60分、ガーとかゴーとかギーとかいうSEが延々と聞こえるだけ……という、およそ既存のダンスミュージックとかアンビエントとは一線を画した、“とっつきにくい”音響派チックなジュノの原点。とはいえ、この段階でのJUNO REACTORとは、Ben Watkins とStefan Holweck、FletcherにDr.LX Pattersonという布陣。新譜"Shango"や今回のツアーにPattersonが久々に参加しているあたり、実はこの"LUCIANA"を彷彿とさせる側面が、2000年版ジュノにはある、ということか???
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01▼KILLING JOKE / MILLENIUM (back to orion mix)
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from album "ALCHEMY / KILLING JOKE・THE REMIXES"
[BUTTERFLY RECORDINGS/ROUGH TRADE RECORDINGS: RTD 159.3221.2/1994]
>>>KILLING JOKEのリミックスアルバム"ALCHEMY"ほか、いくつかのコンピレーションにも収録されているこのMILLENIUM (back to orion mix)は、クレジットをみれば一目了解のとおり、JUNO REACTOR Remixに他ならない。曲のほうも、ギターがバキバキにフィーチャーされた、ロックとトランスの絶妙なマッチングナンバー!
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02▼FATIMA MANSION'S - THE LOYALISER (JUNO REACTOR Instrumental Mix)
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from compilation "OUTSIDE THE REACTOR" [BLUE ROOM RELEASED/1995]
>>>"OUTSIDE THE REACTOR"は、英国サイトランス界の名門(にして、JUNO REACTORの現在のレーベル元)Blue Room Releasedの第一コンピレーション。Total Eclypse やSpectralと並んで、Har-EllやAstral Projectionが入っているメンツからしても、初期ゴア時代のごった煮感覚そのまんまに、まだBlue Roomのカラーは色濃くない内容だが、この"FATIMA MANSION'S - THE LOYALISER "もまた、一聴しただけで、ジュノだ!と解る、あのディストーションギターとトライバルなパーカッションパターンが味わい深い。
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03▼ALASH (when i graze my beautiful sheep)
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from compilation "ETHNOTECHNO" [TVT RECORDS/WAXTRAX: TVT W72112/1993]
>>>題名通り、エスニックなテクノナンバーを集めたコンピレーション。ジャケットには副題でSonic Anthropology Vol.1とあるが、Vol.2が出た記録はないので、これ1枚で後がつづかなかったのかもしれない。ネイティヴの声やサンプリングがあちこちから聞こえ、サビでは太鼓の乱れ打ちが高らかに鳴らされる、というジュノ節炸裂の1曲。93年録音ということで、かなり初期の“JUNO REACTOR”の骨格がうかがえるナンバー。
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04▼HIGH ENERGY PROTONS (orion mix)
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from compilation "Retrodelica" [Flying Rhino Records /199?]
[Original track/Mute Records/1994]
>>>(一版に)ジュノの1stアルバムと考えられている"Transmissions"にオリジナルが収録されている、このHIGH ENERGY PROTONSだが、Nova Muteからリリースされた12"シングルに収録された、この(orion mix)が個人的には大好き。曲構成はオリジナルとさほど変わらないのだが、SEやシンセのうなりが左右に飛んだり、細い装飾音の“曲がり具合”は、こっちのほうがずっとトランシーだと思うから、です。ちなみにこのヴァージョン、"Bible Of Dreams"のアメリカ盤にボーナストラックとして付いていたので、そちらで聴いているひとも多いでしょう。ここに収録したジャケットは、 かつてFlying Rhinoがリリースした初期ゴアのコンピレーション"Retrodelica"でも聴けますよ!という意味。
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05 ▼LAUGHING GAS (on the other side mix)
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from compilation "Made On Earth" [BLUE ROOM RELEASED: BR026/1997]
>>>HIGH ENERGY PROTONS同様、"Transmissions"にも収録され、Nova Mute Recordsからシングルカットもされた、初期ジュノの名曲。Ben とStefanの共作を、Dragonfly Records の盟友Youthさんがリミックスしたのが、この (on the other side mix)。よりディープ、よりスペーシー。"Made On Earth" は97年の、ゴアからサイトランスへ、ゆるやかにシーンが変転するさいの貴重な記録集。
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06▼JUNGLE HIGH (original remix)
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from Single CD "JUNGLE HIGH" [PERFECTO FLUORO: PERF133CD/1997]
>>>PERFECTO FLUOROとは、かのPaul Oakenfoldが自身のレーベルPERFECTOの中でも、ゴア〜サイケデリックトランス系のトラックをリリースするためのサブレーベルとして設立され、Man With No Name, Johannといった面々が“往年の名曲”を残したところ。そして我らがJUNO REACTORもまた、このPERFECTO FLUOROから素晴らしいナンバーを残してくれた。"wow...wow...JUNGLE HIGH"というサビの男性ボーカル、ループするトライバルビート……BenとJohannのユニットから生まれた本ナンバーは、ジュノらしさを残しつつも、どこかしらキャッチーでポップな味わいすら感じさせ、まさにジュノの意外な一面を象徴する一曲。
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07▼TRACI LORDS / FALLEN ANGEL (Perfecto Mix)
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from Single "FALLEN ANGEL"[RARD-55086/1995]
>>>TRACI LORDSとは、アメリカハードコア・ポルノ界で伝説となった女優。なぜ“伝説”かというと、彼女は未成年の頃から年齢詐称をしてポルノ映画にじゃんじゃん出ていたのだが、それがバレて周囲の大人が軒並み逮捕されたから、、、というのはジュノとは全然関係ない余談だが、そんなトレーシーが後年、(一版映画の)女優業をへて95年に歌手デビューしたさい、なんとファーストアルバムに5曲も曲を提供したのが、JUNO REACTORことBen Watkinsだった。アルバムにも収録されているこの "FALLEN ANGEL"はその中でも一番“ジュノらしさ”を彷彿とさせるナンバーだが、ここではあえてシングル収録の(Perfecto Mix)を。リミキサーはかのPaul Oakenfold。恐らくPERFECTO FLUOROつながりで、リミックスを担当したものと思われる。
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08▼JUNGLE HIGH with Blue Pearl / FIRE OF LOVE
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from Single CD "FIRE OF LOVE" [Logic Records /LOC112/1993]
>>>JUNO REACTOR研究者(いるのか?世界中には…いるんだろうな)も頭を悩まる幻の迷盤。Blue Pearlという女性ボーカリストが“ふぁ、ふぁ、ファーイァ・オブ・ラーブ”と歌い上げる(ダサダサ系)歌ものテクノチューンが、この FIRE OF LOVEなのだが、クレジットを見るとこれがBen WatkinsとJohann Bleyという(Perfecto系)ジュノにDurga McBroomという謎の人物を交えたしろもの。しかもトラック3の(Samurai Mix)にいたってはProduced by Jungle High, Engineer Otto the Barbarian! 何のことはない名盤"Beyond The Infinite"に収録された、(超コテコテな)ゴア名曲な"Samurai"の原曲がこのFIRE OF LOVEというわけ。さらにはJungle High=Ben Watkins&Johann Bley=(Popな) JUNO REACTORという推測も、ほぼ確実か。
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09▼MAGNETIC (robert liener remix)
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from single "Conga Fury" [BLUE ROOM RELEASED: BR020/1997]
>>>さてこのへんから、比較的最近のディスクにさしかかってくるわけですが、まずは大ヒット曲 "Conga Fury"のシングルに収録されたMAGNETIC (robert liener remix)。原曲のジワジワとした雰囲気をさらに引き延ばし、高速ブレイクビーツみたいな前奏から四打ちが始まるあたりのテンションは格別! なおMAGNETICのrobert liener dub mixなるものが、Blue Room Releasedのアンビエント系トランスコンピレーション、"Signs Of Life"に収録されているので、聴き較べてみても面白い。
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10 ▼GOD IS GOD (revelation mix)
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from Single CD "God Is God" [BLUE ROOM RELEASED: BR041/1997]
>>>"God Is God"のシングルには同曲のミックス違いが、いろいろ収録されてますが、同時にBiot Messiahという、ジュノの中でも超重量級のヘヴィメタルナンバーが有名で、Ben自身も気に入っているらしく、2年半前の岐阜・根の上高原でのEquinox Festivalにおけるライブでも、3曲目ぐらいで演奏していました……が、あっちはそれなりに優遇されているので、今回はこの(revelation mix)を選択してみました。原曲の骨格の、ややダウナーな部分を誇張したかのようなミックス。
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11▼JARDIN DE CECILE (man with no name remix)
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from "TRIP THROUGH SOUND 2" [BLUE ROOM RELEASED/1998]
>>>"Bible Of Dreams"の冒頭曲。CECILEはXavierの元カノジョの名前、だったっけな?、それはどうでもいいとして、ピアノのフレーズ、ハイハットのループパターン、そして怒涛のパーカッション……という原曲の流麗な展開を、一度解体してよりアップリフティングなアレンジにし直したのは、ゴアトランスのパイオニアのひとり、Martin FreelandことMan With No Name! 彼のremixも一聴して、Man Withだ!って解る特色が、ありますね。
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12 ▼PISTOLERO(headrillaz "sandinista" remix)
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from Single CD "PISTOLERO" [BLUE ROOM RELEASED: BR084CD/1999]
>>>最新アルバム"Shango"のリリースに先駆け、99年夏ぐらいからかかるようになった、JUNO REACTOR流フラメンコトランス・チューン、略して“じゅのめんこ”……のシングルにも、Man With No Nameほか数名によるミックス違いが収録されているが、個人的に一番愛着のあるのが、このHeadrillazの手による、ブレイクビーツな"PISTOLERO"。2001年1月現在、"Shango"からは"NitrogenPt.1~2"がシングルカットされ、近々、"Master of the Universe"が、Front 242 / マイケル・コールベッカー(Eternal Basement)remix収録でリリースされる予定。未来のまだ観ぬ/聴いたことのない“Juno節”に期待を寄せて……。
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